表装裂地の選択
無地純綿裂（綿支那パー）
歴史的にみて伝統の無地裂は綿支那パーと称され、純綿で織り上げられていましたが、近年になり化学繊維が生まれ、他社では安価な化繊無地裂を使用しています。弊社ではあくまで縦糸横糸とも純綿糸にこだわり織り上げた天然素材百パーセントの無地裂を使用しております。
※化学繊維の無地裂はもともと室内クロスとして使用されているもので軸表装には適合しません。無地裂をご希望の場合は「無地純綿」と必ずご指定ください。
古来より無地布の代名詞は純綿で、その織物はやさしさと温かさを醸している
天然素材である綿は古くより私たちにとっては貴重な存在でありました。衣服はもとより装飾性の高い芸術品にも幅広く使用されて参りました。歴史の中で古代の伝統色と染色人が作り上げてきた古代色染め純綿無地織物は見る人の琴線に響き安らぎを与えます。弊社の表装には純綿織物のみを使用しております。
裂地一覧
（標準仕様）画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。
 [M-001] 灰緑色 |
 [M-002] 鶯色 |
 [M-003] 青白橡色 |
 [M-004] 藍鼠色 |
 [M-005] 藍色 |
 [M-006] 青藤色 |
 [M-007] 飴色 |
 [M-008] 枯茶色 |
 [M-009] 青朽葉色 |
 [M-010] 葡萄色 |
 [M-011] 小豆色 |
 [M-012] 薄紅色 |
 [M-013] 錆青磁色 |
 [M-014] 山葵色 |
 [M-015] 深川鼠色 |
 [M-016] 舛花色 |
 [M-017] 灰浅葱色 |
 [M-018] 銀鼠色 |
 [M-019] 砂色 |
 [M-020] 山吹色 |
 [M-021] 亜麻色 |
 [M-022] 洗朱色 |
 [M-023] 赤香色 |
 [M-024] 象牙色 |
洛彩上鍛子（貴船）
長年の豊富な経験と研究に基づき開発された洛彩鍛子は錦糸を縦糸、人絹糸を横糸で織り上げられた正絹につぐ表装用最高級裂地。糸を先染めして織り上げるため、仕上がりの良さと豊富な色柄が魅力です。後染めの裂地とは違い、厳選された優雅な柄ゆきと伝統に育まれた上品な古代色が作品と絶妙な調和を醸し出してくれます。
※低価格表装で仕様されている中鍛子、並鍛子と称されている裂地は縦横に化繊糸を使用しているため品質、風合いに問題が多く弊社では使用していません。
先染め糸で織り上げられた鍛子は重厚感のある風合いと存在感を漂わせる
悠久の歴史のなかで受け継がれてきた、染技術と日本の伝統色で染め上げられた織物はそれ自体が装飾性あふれる芸術品で、私たちの心を癒してくれます。現在の新鍛子化学繊維の後染め織物では品質、風合いは先染め織物には到底及びません。当社は先染めの織物のみを表装に使用しています。
裂地一覧
（こちらをご希望の場合は+1,540円/税込）画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。
 [D-13] 麻葉地花紋 |
 [D-14] 二葉菱紋 |
 [D-15] 小菱地紋 |
 [D-16] 花鏡菊紋 |
 [D-17] 飛雲地紋 |
 [D-18] 三重笹草花紋 |
 [D-19] 牡丹華紋 |
 [D-20] 椿牡丹唐草紋 |
 [D-21] 蔓牡丹唐草紋 |
 [D-22] 花菱重地紋 |
 [D-23] 真田唐紋 |
 [D-24] 紗綾形地紋 |
 [D-25] 花菱地紋 |
 [D-26] 雲龍丸紋 |
 [D-27] 重ね菱紋 |
 [D-28] 唐手鞠紋 |
 [D-29] 重ね扇紋 |
 [D-30] 紗綾形地紋 |
 [D-31] 花雲唐草紋 |
 [D-32] 蔓草丸華紋 |
 [D-33] 小花唐草紋 |
 [D-34] 浪千鳥紋 |
 [D-35] 二重蔓唐花紋 |
 [D-36] 鳳凰飛雲紋 |
正絹本緞子（宇多野）
まゆから紡がれた一番糸を贅沢に使用し織り上げられた最高級の表装用緞子です。光線と見る角度で玉虫色に輝く織物は本物のみが持ち得る品格と重厚感を漂わせ、しなやかで滑るような手触りは正絹ならではの風合いを醸し出しています。
※最高級の弊社正絹本緞子は宇多野緞子と同様、正絹糸と純錦糸で織られています。
裂地一覧
（こちらをご希望の場合は+5,500円/税込）画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。
 [S-002] 松葉壺紋 |
 [S-004] 木目地紋 |
 [S-005] 川菱紋 |
 [S-007] 七宝地紋 |
 [S-010] 御所車紋 |
 [S-013] 小唐花紋 |
 [S-014] 花鏡唐草紋 |
 [S-015] 市松立小紋 |
 [S-016] 草花牡丹紋 |
 [S-017] 飛花小柄紋 |
 [S-011] 群雲小紋 |
 [S-012] 霞雲小紋 |